揺れた華の御伽噺は 重ねた言葉は報われなくて 願った華の散りぬるを 忘れた貴方に愛が来なくても 欠けた月の音に交じるは 掠れた踊りは鳴り止まなくて 穿った雨の知り得るを 溢れた新たには 熟れた奢侈の事に恥じるは 甘えた後ろの扉は無くて 叶った仇の死に逝くを 隠れた狭間に与える意味 飛び立った胡蝶睨んでいる ここで散って果てに解、別に 恨まれた言葉一つ 哀しみの行方知らず 縁取った怒張に病んでいる 音で識って雨みたい熱に 固めた言葉が離れていくんだ 貴方が穢れた間違いだから 端から傲慢だって判っているの 嘘みたいな秘密の意味も 触れられないもの夢なら 醒めないでと 何時か忘れ往く日々の事 身体が隔てた贖いだから 端から功罪だって判っているの 空みたいな真夏の罪も 消えた果実と近づけない酷い音 愛が離さない意味の音を 枯れた茎の外に齧るは 集めた頃には間に合わなくて 腐った皮の滲み入るを 与えた貴方には 擦れた葦の他に走るは 離れた浮世の恋煩いで 飾った痣の楽しみを 離れた間に翳めた形が 降り立った孤島に嚙んでいる 零れ落ちて雨みたい恵 較ぶれば祈り一つ また君と語り焦らす 切り取った誇張に病んでいる 蕩け切って影みたい悦に 弾けた言葉が流れていくんだ 貴方が穢れた間違いだから 端から傲慢だって判っているの 嘘みたいな秘密の意味も 触れられないもの夢なら 醒めないでと 何時か忘れ往く日々の事 身体が隔てた贖いだから 端から功罪だって判っているの 空みたいな真夏の罪も 消えた果実と近づけない酷い音 愛が離れていくんだ 貴方が重ねた間違いだから 端から厚顔だって判っているの 噓みたいな秘密の意味も 消えた事実と知られていない鈍い音 屹度何時か忘れ往く意味の事 唯々貴方が間違いだから 端から偶像だって判っているの 無能みたいな機密の意味も 熟れた果実と光が無い暗い朝 愛が離さない君のことを