東に住んでる彼が、 タバコを吸いながらつぶやくには "彼女は白さ。そう、多分白さ" 西に住んでる彼が、 ワインをあおりながらつぶやくには "彼女は黒さ。そう、多分黒さ。" 南に住んでる彼が、 出勤途中につぶやくには "彼女は緑さ。そう、多分緑さ" 北に住んでる彼が ベッドでつぶやくには "彼女は青さ。そう、多分青さ" 答えの数は両手では 収まりきらない。 この目で見た物を話し、 ただ、歌うのさ。 テレビの中でニュースキャスターが 泣きながら つぶやくには "彼女は多分赤さ。 そう、多分赤さ。" ネットの中で怒り心頭で 彼がつぶやくには "彼女は紫さ、そう多分紫さ。" 答えの数は、 両手では収まりきらない。 この目で見た物を話し、 ただ、歌うのさ。 それだけじゃない。 それだけじゃない。 それだけじゃない。 それだけじゃない。 久しぶりにあった彼女の色は、 いつも通りの色で 彼女はいつもの色で。 "そんな人達とはあった事がない" って彼女はつぶやく あぁそうね。そんなもんね。 それを答えとするなら、 オレ達はそう、 知る必要があるのさ この目で見た物を話し、 ただ、歌うのさ。