傘が壊れた 私は世界の1mmも知らない 私のことを知る人なんて この世に0.1mmも存在しない 交差点の真ん中で銃を 連発することなんて ただの風景を殺すなんて きっとできないと思ってた でも 私はぶっ放した 雨 雨 雨 ふって 危ない話だってわかっていたけど それでも良いって思えたのは みんな沼に足を踏み入れていたから 教室まで繋がる階段をぬかるんだ 足取りで 身体が勝手に歩んでいく クラスメートの笑い声が すごく遠くから聞こえる あの子の笑い声が 私のたった3万の雨宿りの話が 雨 雨 雨 ふって 悪質な雨 ケタケタ笑う声 悪質な雨 次は私の番 純粋な雨 濁った青い日々 純粋な雨 傘はもういらない 雨 雨 やまないで雨 雨 ふって やまないで雨