Track by五輪 真弓
煙草の灰がポトリと落ちて 物憂い秋の昼下り もつれた恋など どうでもいいの 故郷の匂いのするお店 飾り気のない益子焼の 手ざわりにふっと安らぐ心 私 少し疲れたの 乾いた音を舗道にたてて ころがる枯葉どこ行くの あくせくしたって 始まらないわ 陽だまりが恋しいレンガ道 銀杏の並木仰ぐ時に 胸の中 風が吹き抜けて行く 私 少し疲れたの