あなたがいないと わかっていても 穴の空いたとこ なぞるよ 何度もだ 小さな爪が廊下鳴らした つぶれた喉で声なく鳴いた ひとりでいれば 向こうが見えそう あなたのいる場所 静かなんだろう 眠ってばかりの あなたが過ごすから 翠色の目がきれいだった また飽きもせず思い出すんだ あなたを あなたは あなたと あなたへ あなたを あなたは あなたと あなたへ あなたを あなたは あなたと あなたへ あなたを あなたは あなたと あなたへ あなたを あなたは あなたと あなたへ あなたを あなたは あなたと あなたへ ぼやけた岸辺を いつかは渡ろう かなしみは豊か あなたが浮かぶから