春雷の悲鳴を どっか遠くに聞いた そんじょそこらであった お別れ流れてった 三月の雨なら 濡れてゆくがいい どうかこのままずっと 降り続けてもっと 行っちまったそっと去っていった 消えちまった雨にけぶる通り 壊れちゃった欠けら置いていった 砕けちゃったぼくらはこの通り 三月の雨そうか 無くして気づいた かけがえのないものを 手放したことに きみはどこへ行ってしまったの? ぼくを捨てて ぜんぶ脱ぎ捨てて 三叉路にたたずんで 行き交う人みてた ずぶ濡れのぼくなんて きっと彼らの視野には入ってないさ 三月の雨どうか 洗い流すがいい どしゃ降りのなかだって笑えそうな 気がするよ そうさきみは行ってしまったの ぼくを捨てて去ってしまったの いつかきみと出会ったらきっと 偶然だねと笑っていえるだろう