こんな世界だ 不意に選ばれることもない 頭が足りない男が呟いた "報われたいな" 求めるとこうなった 僕の言い訳さえも詩になった 醜態に染まった君の 痛い部屋に飛び込んだ ここはもうダメだ 誰の足跡も残ってない 割と普通の男が呟いた "愛されたいな" 求めるとどうなった? 期待さえも持てずにこうなった 放縦がどんづまった そして延命のピエロが這う さあ もう終わりの時間だ 散々好きにやってきておいて まだ何が欲しいんだ? ついには釈迦に祈り出しそうだ どうせ 明日もこんなふうに "延命" 自分に嘘をついて 流れ去る時代にしがみつく僕に 救われる君が不憫だ どうか 明日はこんなふうに 劣勢に染み付いている嘘を どうか君と正しく信じれますように 塗りつぶした姿に 自信を持てるようになった でも朝目が覚めると どうして全てが憂鬱なんだろう 壊れた心の破片と夢ぶら下げ 飾り装った言葉をかざして 自己陶酔といこうか 立ちすくむこんな僕を笑い飛ばして 延命のピエロが這う さあ もう始まりの時間だ 散々振り回してきておいて そうだまだ欲しいんだ 挙句死にたいとか言い出すなよ? どうせ 明日もこんなふうに "延命" 自分に嘘をついて 傷ついたふりをして 誰かのお情け頂戴 諦めては始めていつもの 振り出しの定理です 次は誰のせいにするつもりだ? 自分に笑えてくる 壊れた安いプライドを拾い集め 偽るようにこの手をかざして 自己嫌悪といこうか 立ちすくむこんな僕を 笑い飛ばしてね