「あいつ」は少女の服を脱がして 自分は病気と泣いている 「あいつ」は その手にナイフを持って 誰でもいいよと喚く 「あいつ」は遠く向こうの世界で 罪なき人の命を摘む 「あいつ」は死刑台で笑えるか? どこへ行こうか?そこにしようか? あんたはあたかも聖者のように 怖いニュースだと悲しんだ あんたは愛とか平和を翳して 自分が正しいと云う あんたは大事なものをなくして はじめて生首を探すの あんたは死刑台で笑えるか? どこへ行こうか?僕が行こうか? 不幸な話を集めて 淋しい世界なもんだ 誰かが作った正義を 自分の正義と信じこみ 命が些細なことすらも忘れた 羊は踊る 死刑台の上で やつの正義はどこにもなかったんだ あなたは踊る 死刑台の果てで 胸躍らせて 馬鹿みたいに踊るだろう 自分の名前を呼ばれたようで 僕らは神に頭下げた 考えることがしんどくなって 僕らは神を信じた 見たことないもの 見たくはないもの やっぱり神に頭下げた 僕らは死刑台で笑えるか? どこへ行こうか?ここにしようか? 不幸な話を集めて 淋しい世界なもんだ 誰かが作った正義を あたかも自分の真実と信じて 神すら疑わなくなった 羊は踊る 死刑台の上で やつの正義はどこにもなかったんだ あなたは踊る 死刑台の果てで 神がいるなら 手を叩いて笑うだろう 幸せを知るのは 誰かの不幸を知るからです 自分を守る為に 誰かを犠牲にしているんです ほら馬鹿がまた 正論を言うよ 馬鹿ばっかだ。 馬鹿ばっかだ。 馬鹿ばっかだな。 羊よ踊れ 死刑台の上で やつの命はどこにもなかったんだ 僕らは踊る 死刑台の果てで いつのまにやら 立派な人間です ね?