ここだけは私の知る宇宙でありたい 駅前で寝転ぶ猫もそうであるように 「誰もない海を見よう」とあなたは そっと揺蕩う私を見た 時間通り 消し去るように 街の唄 絡まって通り過ぎた ベッドの中 明るくなってからじゃ 夜はまだ長い長い日記のように 全てを知ってる いつからか遠い過去の記憶のように 思い出せるならば 窓に咲いた薄く揺れるバーベナが 色を取り戻すよ 時々荒れる天気 積乱雲とホットコーヒー 飲み込まれてくように ただ 意味もなく 波の向こうに 五臓六腑に染み渡るアイデアで How does it feel to fall in love? みんなが寝静まる頃には How does it feel to fall in love? 遠くで目を覚ますゴーストも How does it feel to take my heart? 真夜中のメトロポリスは How does it feel to take my heart? 悪魔と同じテーブルで天使が踊る 彼はまだ夜に怯えてる私に そっと虹を掴んで見せた 「僕らまだ都市に囚われた 子供だね」振り向いて頷いた 旅人が行き交う通りのその十字路で 約束を交わすのは 明日また同じ場所で会えるように 改札抜け 右へ出て まだ知らない季節へと 冷めたコンクリートの上 今日は星が見えるよ