浮かんだ状態 度重なった後悔 宇宙船に乗って飛び出したい 無愛想な表情 折り重なった今日が 不安な思考を押し付けている 何処にやったんだい 巻いてあった包帯 ずっと隠していたはずなのに 「大丈夫」なんて 笑って言ったんだ あの星にはなれやしないけど 夜の帳 僕達はまだ 答えの一つも出せやしないけど 考えてるのは馬鹿げた憧憬 あの星に届くような 僕らの宇宙船はどこまで 遠いところまでいけると思う ガラクタの装甲が悲鳴上げたって このスピードは緩めない きっと無重力の中で 確かに感じるこの重さが 悲しみだってことを 僕は忘れない 黙った筐体 わかるはずもない 説明書開けて問答する 「ここはどこなんだい 諦めたらどうだい」 もう忘れてしまいそうだ 不揃いなページを捲って また思い出している あの時と同じような 逃げる場所を探している 辿れないような道なんだ 僕じゃどうしたって無理なんだ 大好きだったあの唄が 今も鼓膜を揺らしている 寒い夜はいつだって 君を感じていた この宙から君に届くよ 僕らの宇宙船はどこまで 遠いところまでいけると思う ガラクタの装甲が悲鳴上げたって このスピードは緩めない きっと無重力の中で 確かに感じるこの重さが 思い出だったことを 僕ら 忘れない