漂う無重の宙に舞って砕ける 僕はユラユラと揺らぐ星みたいに 流れ落ちる君を追いかけているだけ それだけ 目醒めない夢中の世界で飛び 跳ねている 僕はさめざめと泣いてしまうけれど 縮こまった夢は 疾(と)うに 冷めているのかもしれないな 僕もいつか 雑踏を掻き分けて其処に 優しさって名前の余裕を 振り撒いていたい 振り翳して痛い 正しさに籠もる君を殺して 引き摺り出して 万有引力の世界へ 消えたイザール またやりナオス 限りアルニタク ミアプラキドゥス 近づくに連れて眩しくなった 叫ぶ代わりに光った恒星 掴んだデネブ 夜がアケルナル 今日もまた同じ道をアルクトゥルス 探して 捜して 僕をさがして 一番明るいその光で さあ 優しさって名前の余裕を 振り撒いていたい 振り翳して痛い 正しさに籠もる君を殺して 引き摺り出して 万有引力の世界へ 漂う無重の宙よ 待って、一瞬 僕はユラユラと揺らぐ日々みたいに 流れ落ちる星を追いかけていただけ