ゆっくり 暮れてく 透き通る空 教えてくれた星座 窓の外走り去る 空港までのバスの中でふたり おしゃべりになった もう二度と会えないわけじゃないのに 伝え忘れたことはもうなにもないけれど あなたの中にわたしは何を残せたのかな “ゲートを過ぎたら振り向かないで” 最後の約束も守ってくれたんだね あの星座横切って飛んでゆく青春 冬がやってくる乾いた唇だけ残して 遠く遠く離れてく季節の中でふたり 手に入れたものを 今は何て呼べばいいかな 伝え忘れたことはもうなにもないけれど あなたの中にわたしは何を残せたのかな わたしといっしょにいる時のあなたの瞳と あなたといっしょにいる時のわたしが好きだった