ふと思い返した 悲しい記憶の中 暖かい風が吹いていた 空回りしていた 当時の僕のことを 微笑みかけるかのように 絵空事みたいな事を 話してみては 大丈夫だよと 笑いかけた たとえば君がいない世界でさ 何かを掴もうとした時にさ 右手にあるもの 左手にあるもの それらを愛せたかな 煌びやかな贈り物は そこにあるのに 埃を被せて目を瞑る どこかで気づいた若者は 見つけていたのさ 僕の方が先だったのに 夢ならば 手を引っ張ってくれる 友みたいな私みたいな そこには既に置いてあるのに 壊れないもの気付けたなら たとえば君がいない世界では 何かを掴もうとした時にさ 右手にあるもの 左手にあるもの それらを愛せないよな これからの軌跡はなぞろうよ これまでの軌跡より華やかに 共に描こうよ 空っぽな空に 四駆を走らせてさ かけがえのないあなたに渡す わからないことはただ奇跡だと 教えてくれた 君のように 僕も伝えていくよ