「自分を変える」って 「素晴らしい自分になる」こと ではなく もうすでに白鳥だから 白鳥になろうとしないで 黒い鳥だと小さい頃 笑われたからといって もうすでに白いのにそれ以上 白くなろうとしないこと 「そういう時期もあったな」と ただそれだけでいいのに いつまでも言われたことや ミスと罪を背負ったままで いつまでも母さんを笑顔にできずに 困らせた罪も 期待を裏切り助けられぬ 役立たずの罪も ましてや罪を償うために がんばることでもなくて わたしがなんとかしなくちゃ なんとか出来るって どんな人からも愛される 役立つ人になることでもないし ましてやスゴイと言われる結果を 残すことでもない 「自分を変える」って 「素晴らしい自分になる」こと ではなく 笑われず失敗しないで できるひとになることでもない 優しくて弱音を吐かない 強いひとになることでもないし 弱いまんまでダメなまんまで 生きる覚悟をすること 「自分を変える」って 「素晴らしい自分になる」こと ではなく 自分がホントはすでに 「素晴らしいひとである」と知って そんな「素晴らしいわたしに ふさわしいもの」はなにかと 何を初めて何をやめるのか 考えてみること 勝手に卑下して勝手にあきらめ 可能性をつぶし 「わたしにはこのぐらいが お似合いよ」と勝手に決めつけて できないふりや謙虚なふりをして うまく立ち回り ましてや無難に傷つかないよう 生きることでもない 「がんばったもん」という 言い訳して努力に逃げるのでもなく 「がんばれなかった」と 自分のチカラのなさのせいにしたり 「あのひとがこうだったから」と 周りのせいにすることでもなく 笑われ怒られ傷ついても 素晴らしさは変わらない 「自分を変える」って 「素晴らしい自分になる」こと ではなく 自分を変えるって 自分を信じて傷つく覚悟のこと ありのままで飾らず わたしらしく生きるということは ホントはとっても怖くて ハンパない覚悟のいること どこかで聞いた誰かから借りた 言葉で語れるほど 己のカラダで体験するまで わかる筈もなく その勇気と覚悟があれば どんなことが起きても 何も怖くないから鼻歌唄いながら 生きていこう