あの日伝えそびれた言の葉を拾い集めて 一つの歌が生まれた 喝采を浴びても晴れない空 伝えたいのは君だけだから 愛されないとただのゴミだと 言わんばかりに騒がしい街 無視して言いたいほど 歌えなくなってた 否定されたくなくて 訂正されたくなくて 怒りに任せて死んでしまいたい 生まれ変わって 優しい君の 物言わぬ臓器になりたい 永遠の愛だとか誓いだとか 不埒な嘘を軽蔑して嫌悪した 嫌いな色 また一つ増えた分 自分の色も一つ減っていく もういいや 今日こそ あいつを殴りつけてやろう そんな時ほど 何故だろう この季節は不自然に優しくて 十人十色でいい 人それぞれでいい でも私が今観ていたいのは あなたのカラーだけ 愛してて欲しくて 君からのが良くて でも上からは嫌で 死ぬ気じゃなきゃこんなことも言えなくて ほっといててほしくて 無視されたくなくて 面倒だよね いっぺん死んで 生まれ変わって 優しい君の 物言わぬ臓器になりたい