煙った滑走路に滲んだ誘導灯 グレイの翼の影 濃霧の点描画さ 君を乗せて行くはずだった 欠航い(とべない)最終便(フライト) 淡い戸惑いの表情に 昔の君を見てた あの時僕のことを 選べず悔やんでいると 眼を伏せつぶやくひと 死ぬまで他人なの?と… ずっと哀しい友だちより これきりもう二度と 二人逢えなくてもいいから 抱いて…と君が泣いた 心の霧の向こうに動けない翼がある 二人の青春っていう影だけの残像さ つかむたびに壊れてゆくね 君をこれ以上やるせない 女にできないよ ずっと大切にしたいから その手を放してくれ…