君を送った夜道 僕の歩幅で歩けるのは楽だ だけど「寒いね」っていう 愚痴に相づちがないと寂しくなる ビルの上に輝く星を見上げた 自由だよな でも僕はもう 憧れはしない 紅茶を飲みながら モノクロの名画を観る 目をこすりながら君は付き合う すると僕らの 世代には馴染みのない 僕の好きなスターの名が 君の口から出る 歩幅が合うって凄いよなぁ たまに君の知らない一面を見て 驚く事がある だけどそんな君を 少しずつ知れることが嬉しくなる 僕らの足並みが 例えぎこちなく響いてもさ その小さな手を離しはしない 覚えていよう いつもの手 いつもの暮らし 一つ一つ 見逃せない 特別なものなんだ だから僕は 今日見上げてる 星空に誓うのさ 傍にいるよ 君の流す涙も 今は二人のもの ダウンジャケットのポケットに手 突っ込んだ僕は分かっている 空から見れば小さい一歩でも 歩幅を合わせた僕らの一歩は 何よりでかい 君を送った夜道 「寒いね」って 愚痴の暖かさを知ったよ 覚えていよう いつもの手 いつもの暮らし 一つ一つ 見逃せない 特別なものなんだ だから僕はもう 走ったり 止まったりしながらさ 傍にいるよ 君の笑顔が僕を 優しくさせるのさ 君とー ずっとー