吐息まじりに 微笑った 頬に淋しい ほくろがひとつ どこかおまえに 似ている 似ているようで 酔いにまかせて 抱きよせた しのぶ…しのぶ… 小さな爪が ああ 背にいたい <♪> 不幸つづきの 運命が 痩せたおまえを なお細くする なんでいまさら 旅路の 旅路のはてで すてたおんなの 名をなぞる しのぶ…しのぶ… のむほどにがい ああ こおり酒 <♪> おとぎばなしか 酒場は 酒のちからで 夢さえかなう ふたり咲かせる 小さな 小さな春を 逢いに帰ろか あの路地へ しのぶ…しのぶ… さすらう町に ああ 冬の雨