人のよく住む片田舎を 過ぎてく 君と読んでた絵本の中の 街に似ていて 苦しくもなるよ 電車 隅でしゃがむよ 君はこの街の中で犬を連れ回して 大人になれるのかなあ 少し詰まった街の中 少し詰まった息をしてる 繋がりそうな窓と窓で 君は愛を知る? 僕の生きてる部屋の中 君の読んでた本がまだ 本棚埋めつくしてるんだ 読めないでいるよ 苛まれてむなしくなる 君はこの街をとうに離れ 次の世界で 大人になったのだろう 少し詰まった街でまだ 少し詰まった息をして 繋がりそうな窓と窓でためらうのさ 少し詰まっただけのこと 君に迫った時間のこと 全てが去った後で会おう そう君に歌ってみせるよ 歌えるよ