光の届かない旅路 オイルが切れかけのランプ 目的地なんかは 等にわからなくってしまっていた 息苦しい世界も抜け 出せるはずだった 凍える月の夜 風を待ち侘びて 羽を震わせて 錆びた身体引きずって 其処から飛んでいけ 命を抱いてさよなら告げた 舞い上がれ新たな旅立ち この闇越えて、雲をつき抜けて 未来を目指せ 仄暗いトンネルの中 感覚が夜に溶けてゆく その時を今かと待てば 滑走路は長くて険しい 命からがら低空飛行 呼吸は困難、急降下 メーデー確かにここにいるよ 迷い、彷徨い、命は乾いて 季節を抜けて、風を欺いて 心許ない、コンパスも指さない 嵐をくぐり抜け最果ての果てまで 命を抱いてさよなら告げた 舞い上がれ新たな旅立ち この闇越えて、雲をつき抜けて 未来を目指せ 光の先へ