悴む指先の感覚と 鼻の奥を刺す この季節の風と 眩い光の粒に包まれた 君と出逢った日 君のことを知れば知るほど 遠くに感じる 瞬きすらも惜しむほどに 今日だって 肝心なことは言えないまま 手を振る「じゃあまたね」 君の隣が良かった 君の言葉が良かった 賑わう街 流れるあの歌に 私は今日も夢見るの 君の匂いが良かった 君の笑顔が良かった 願いはまだ届かない 白く溶けてく 気の遠くなりそうな毎日も 君の声辿る 少し笑えたんだよ 駅前凍えそうな空白に 君を描く日々 届かないくらい 叶わないくらい それくらいはね 気付いてるの 馬鹿にしないでよね 出逢えた意味を 2人の写真に問うよ 今日だって 明日だって 私はずっと独りだよ Holy Night Only you 君の心が良かった 君の景色が良かった 街中に降り出した雪が 私の頬に落ちたのなら 君の隣が良かった 君の言葉が良かった 代わり映えのない私の日常に 色鮮やかな感情をくれたんだね 君の私が良かった 君の私が良かった 想いはまだ届かない 君は今 誰を想うのかな