空白の日が去れば 言の葉が舞うように ひらりひらひらと惑うように 夢が成れば この身は熟れるように 映す割れた鏡に あの蛹に思へば 残り香を乞うように ふわりふわふわと泳ぐ蝶に 遠く見えたまほろばの様相と 火照る髪飾りの様 嗚呼 恋々と切り咲く声に 段々と撓る弓が 嗚呼永遠と この季節の頬が染まるまでは 私の目に咲いていた異世界の中 めくるめく不確かなワンダーランド 胸に咲いていた不可解な芽も 実になるまで待っていよう 頬が染まるまで待っていよう 夢見心地な夜に 桃色のハイライト きらりきらきらと誘う声と 夢見がちな 星屑のファンデーション 纏うはれた心に 嗚呼 淡々と重なる夜に 段々と満ちる月が 嗚呼永遠と この季節の頬を染めるまでは 私の手に咲いていた異世界はほら 巡る星とハートのワンダーランド それが満開の心をひどく 揺らして輝いているの 頬を染めては散らして往くの ねぇあどけない恋と見紛うほどに 変わり果てた メイクのワンダーランド それが咲いていたならいつの日か 命は散り往くのだろう 私の目に咲いていた異世界の中 めくるめく不確かなワンダーランド その魔法で今連れ出してくれ そのまま彷徨っていよう 頬が染まるまで待っていよう 頬を染めるこのワンダーランド