ごらんよここにまた日が登る 覗く暗がりのその先を 夢見てくれよ 残る大地と新しい光景を ごらんよここにまた人が来る 慣れた手つきで積み荷を解く 曇るガラスを手で撫で映る 暗闇が立ち並ぶ 深く眠る君の寝顔を思いながら 跳ね返る泥を払う ごらんよここに また日が昇る 指先は明日を指す 幾千の夜も 山も川も超えて 君の住む街へ やがて見る街へ 痛みも不安も紛れた闇の中で 月と競う俺達は ごめんよここに また鳴り響く 騒がしい明日を待つ 東から北へ 南から西へ ねぐらを移して 君の住む街へ 今も住む街へ やがて見る街へ 幾千を超えて 君の住む街へ ごらんよここにまた日が昇る 今はまだ何も無い