胸元 はだけて ホクロ 見せながら 君は笑う 「気に入っているんだ」と 部屋が狭く見えているのは なかなか捨てられない 無駄なヤツが多いからなのかな 知らないどこかへ 連れて行ってほしい 今も 僕らはいつまで 横になったままでいるのだろう 言葉は宙を舞い 絨毯の上 溢した紅茶みたいな シミになっていた 誰でもどこでも手に入るもの 何よりも探していたのは そんなものだった 季節が移り変わるのも 次第に早く感じて 今日はどこだ? いつもどうしてたっけ? 「未来は輝く」 そんな歌書くヤツの気が知れないね 言葉は宙を舞い 突きつけられて 胸元の ホクロのよう 消えなくなった 誰でもどこでも手に入るもの 何よりも探していたのは そんなものなのに 言葉は宙を舞い 行き場をなくし 吐き出す 空気の重み 下に溜まるだけ 全てが自然と歌になるような 何よりも探していたのは そんなものだった