夕暮れの駅前 人だかり 目玉の旗 響くは拡声器 「皆様不幸はお持ちですか?」 白衣の集団 笑顔だけは綺麗だった さえない一日の帰り道 下を向き歩く僕は なんとなく立ち止まり なんとなくそれを眺めてた 「生き辛い方はどうぞ挙手を」 白衣の少女が叫ぶ 誰も手を上げず それを見た少女は 「皆様は嘘つきね」と笑った 傷ついた者がマイクを握り 悲しい過去を演説に変えた いつのまにか僕は拍手してた 両の頬を一筋の涙がつたってた 白衣の少女が僕を見て 手招きして笑った 近づいた僕の涙をぬぐい 「ようこそ」と言った 差し出されたのは白い腕章 目玉の刺繍美しく 何者にもなれぬ僕の事を 認めてくれた様な気がして ようこそパノラマ病気団 ここは傷跡の展示場 治らない夜抱えたまま 生きた貴方こそが美しい ようこそパノラマ病気団 孤独は立派な才能です 孤独を貴方が選ぶのでなく 貴方が孤独を選びます 駅前広場の夕焼けは まるで宗教画みたいだったらしい そして集団はガソリンを巻き 自らの身体に火をつけた 救いなんて用意されていない 世界はきっと壊れてる もう明日に怯えなくてもいいよ ようこそパノラマ病気団 ここは傷跡の展示場 治らない夜抱えたまま 生きた貴方こそが美しい ようこそパノラマ病気団 孤独は立派な才能です 孤独を貴方が選ぶのでなく 貴方が孤独を選びます ようこそパノラマ病気団 貴方の絶望は美徳です 変わらぬ世界を嘆くより 変わらぬ自分を称えましょう ようこそパノラマ病気団 病んでる貴方は美しい 病気が貴方を選ぶのでなく 貴方が病気を選びます
