平然と終わっていく未来 その現象に 遣る瀬無いくらいの怒りとか 正当性を話しはじめる 平熱が下がっていくみたい その感情に ありえないくらい長い夜が 漸近線を描き続ける 飲み残し缶ビールや くだらない幻想は捨てて 曖昧な記憶の中 茹だるような憂鬱が 君の乾いた頸を舐める 整髪料の味 忘れた甘い匂い 外れた淡い期待 まだ喉に張り付いたままで 平然と終わっていく未来 その現象に 遣る瀬無いくらいの怒りとか 正当性を見てる 平熱が下がっていくみたい その感情に ありえないくらい長い夜が 漸近線を描き続ける