ずっときみとこうしたかった 寒い夜にベッドの中で 頬と頬をくっつけあって 雨の音を聴いているよ きみの中指にキスをして きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない あかりを消して 息をひそめて はじまるよ 静かにね ぼくたちのベッドの船が 今 すべりだした 時を超えて <♪> ごらん とてつもなく背の高い 不思議な樹が伸びていくのを 不思議な樹の大森林が 胞子の雨を降らせている 遠い昔の植物たちの 淡い夢が 空をうずめて とても小さなぼくときみは 空を見ている水の岸辺 それから時を さらにさかのぼり たどりつく 船は今 海の底 気の遠くなるような 長い長い 海の時間 <♪> 揺れる海百合 三葉虫 ぼくときみの境目もなく 漂うだけ 無限の現在を どんな言葉も ここにはない 水が命を うみだすように 森が息をするように 星が生まれ死んでいくように ぼくたちは 恋をする ずっときみとこうしたかった 冷えた肩を手で温めて もっともっと やさしくしたい もっともっと 夢の中まで ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない