誰も何も言わずに 泣いたのはこの世界だ 不器用な僕らに もう一度初めの朝をくれた 何にも考えずに 決めたのはこの世界だ 無重力な思考は 今度こそ答え導きたくて 辿った視線がほら交差して 絡ませないように目を伏せ 逸らした先には青い信号 踏み出すだけだよ 何故できない? そっと覗き込んだパノラマ 写したかった心模様 曇って見えないその感情も 流されるがままに 「例えば」だなんて誘った 君の理想だって 知っていたはずなのに 迷わず縋ってしまった 僕はいつだってまた逃げ出す 最低な夜が来る 誰も何も言わずに 揺らめいたこの世界は 少し悲しい顔で もう一度終わりの朝をくれた 全てを繰り返して 抱きしめたこの世界は いつのまにか白んだ 朝日の向こうで消えてた 「今更」だなんて 歪んだ僕の理想だって 知っていたはずなのに 最後に黙ってしまった君は いつだってまた逃げ出す もう止めにしたくて 僕らはさよなら告げた それでもこの場所にいた 壊して変われないなら 繋いでこのままでいた 気づいてさよなら止めた 二人はこの場所にいた 直して変われないなら 離して繋がないままでいいよ