寄る辺ない夜は平行線 はぐれないよう描いた一等星 熟れた二人を陽炎が指をさす 魔が差したんだって劣等生 仕方ないから今日も勉強です 酷く脆い僕らを陽炎が 責め立てた キラキラな懐かしい痛み よく似た香りがした 髪に僕は 気を取られたまま 「行かないで」 なんて惨めに這い縋って 平和と君を連れ去った一瞬は 意地の悪いほど青い空 屈託ない笑顔 「さよなら頑張れ」って 嗚呼、君はいつまででも君だなあ 許されるなら 夜になれば 夢で会えるかな 疲れちゃった 今日も平行線 蝉は体温奪って天井へ 焦る二人を陽炎が弓を引く 欲張っていこうよ延長戦 君の体温奪った弁償に 遊ぼう 永久に帰らぬかくれんぼ 背中合わせで いたずらに笑う 鈴のように 僕にはわからない 耳の奥は君を描いたまま 「消えないで」 なんて惨めに這い縋って 映画の中で彷徨った一週間 胸を刺す君といた日々が 「こっちにおいで」 なんて嘘でも言わないで 明日が来てしまうその前に 手を伸ばしてた 触れ合う時 夢は覚めていた 「行かないで」 なんて惨めに這い縋って 平和と君を連れ去った一瞬は (幽かに揺れた) 屈託ない笑顔 「さよなら頑張れ」って 嗚呼、君はいつまででも君だなあ 触れ合ったなら 最後まで惨めに愛し合って 映画の中のようなほんの一瞬が 蝉時雨にかき消されてく 屈託ない笑顔 「さよなら頑張れ」って 嗚呼、君はいつまででも君だなあ 許されるなら 夜になれば 夢で会えるかな 大丈夫 また会えるから 大切に 手を握りましょう 最高の 笑顔になるわ 大丈夫 ずっと見てるから
