月夜の風に吹かれ 君は立っていた 素足で水の上の 夜空を渡り 誰もいない草むらの 上の宇宙で 僕を手招きする 夜空見上げつぶやいたこと 天に響くは虫の声 星の川は果てなく続き 輪廻のようにめぐり会う 一人きりの街 そこらじゅうに響く 雨音を集め 吾亦紅(ワレモコウ)の道を進む 月夜の風に吹かれ 君は立っていた 素足で水の上の 夜空を渡り 誰もいない草むらの 上の宇宙で 僕を手招きする 黄金色の光の川を 漕ぎ行く舟に揺れながら 心惑い想いを砕く 我が衣に雪は降る 人ごみの孤独 皆口を閉ざし 沈黙の街を 吹き抜ける風に乗って 月夜の風に吹かれ 君は立っていた 素足で水の上の 夜空を渡り 誰もいない草むらの 上の宇宙で 僕を手招きする 一人きりの街 そこらじゅうに響く 雨音を集め 吾亦紅(ワレモコウ)の道を進む 月夜の風に吹かれ 君は立っていた 素足で水の上の 夜空を渡り 誰もいない草むらの 上の宇宙で 僕を手招きする