おとこが独りで 生きて来た おんなが淋しく 生きて来た ひびわれごころに しみたのは しとしと小雨の つめたさか どこへ行こうか これから二人 きまぐれ通りはたそがれて たそがれて…… おとこが無口に 飲むそばで おんなは想い出 混ぜて飲む 優しい言葉も 知らないで ひゅるひゅる人生 生きて来た どこへ行こうか これから二人 きまぐれ通りはたそがれて たそがれて…… おとこは別れを 知っている おんなも別れを 知っている なんにも言わずに 肩抱いて ほろほろぬくもる 懐しさ どこへ行こうか このまま二人 きまぐれ通りはたそがれて たそがれて……