君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を 悲しみの息の根を 止めてくれよ さぁ愛に焦がれた胸を貫け 明日が来るはずの空を見て 迷うばかりの心持てあましてる 傍らの鳥が羽ばたいた どこか光を見つけられたのかな なぁお前の背に 俺も乗せてくれないか そして一番高いところで 置き去りにして 優しさから遠ざけて 君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を 悲しみの息の根を 止めてくれよ さぁ愛に焦がれた胸を貫け 鳥を夕闇に見送った 地を這うばかりの俺を 風がなぜる 羽が欲しいとは言わないさ せめて宙に舞う メリッサの葉になりたい もう ずいぶんと 立ち尽くしてみたけど たぶん答えはないのだろ この風にも行くあてなど ないように 君の手で鍵をかけて ためらいなどないだろ 間違っても 二度と 開くことのないように さぁ錠の落ちる音で 終わらせて ♪♪♪ 救いのない 魂は 流されて消えゆく 消えてゆく 瞬間に わずか光る 今、月が満ちる夜を 生み出すのさ