もう己の声も憶えちゃいないと 歪な笑い方さえ出来ない 土の壁の中を響く電子の音 傷をなぞる様に描いた 今はせめて時を止めて その色で塗り潰して 走り出したこの運命から 君を見失わないように もう一人で迷わないように 君の声を聞かせてくれないか 聞かせてくれないか 一度きりの今を積み重ねて今日も 見つからないものを探し続けて 僕達がいつしか出会った理由も きっと誰にもわからないさ だからせめて僕の存在を ここで証明してくれないか 忘れないでここに居る事 歩いてきた道を 今君が見てる景色がかけがえのない 事を 走り出したこの運命から 君を見失わないように もう一人で迷わないように 君の声を聞かせてくれないか その声を聞かせてくれないか 聞かせてくれないか