「ねぇ、今夜雨が降る」 テレビから流れる音に 気付かされる朝に君は ため息を1つこぼした 少しづつ冷めていく この部屋と君の体温に 知らないふり 気づかないふり 溢れてしまいそうだから さよならを いつもそう だって いつもそう だって 言えないままの 大人になったの なにもないような 変われないような 僕を許して 溶けてしまう前に 1人きり雨の夜 ふと気づく君の匂いに 懐かしくなるあの日が だんだんと色褪せてく きっと答えなんてここにはないのに 探してしまうのは まだここにいたいんだよ 「君のせいだよ」 「僕のせいだよ」 溢れてしまいそうだから 君だってまた 僕だってまた さんざめくネオンを横目に 香りを探して 雨音がまだ 耳の奥に残る そうゆうもんね いつもそう だって いつもそう だって 言えないままの 大人になったの 窓辺の雫はやがて消えて 何もない変わらない この部屋で朝を向かえる