このまま時が止まればいいね 暗い海見つめながら 見えなかったはずの君の表情 忘れられない夏 歩きづらい下駄に合わせ ゆっくりと歩いた港 はぐれちゃうよ 理由を付けて繋いだ手と手 空いっぱいに咲いた花火 寂しさも吹き飛ばしてよ 刹那でも2人確かに此処に居た 分かり合えてたよね 今も眩しくて消えない残像 照らし出されたはしゃぐ横顔 彩り映る丸い瞳 その隣で楽しそうに上手く 笑えていたのかな 来年また会えるかもって 心許ない約束を かき消すように鳴り響いた 夜空の鼓動 空いっぱいに咲いた花火 この夏を終わらせないで 心の中で叫んでも 金色に散る火花のように 煙だけ残しすぐに消えてく 苦手な人混みも茹だるような暑さも 君がいれば平気だった 早く大人になって 迎えに行くんだって本気で 思っていたんだ 時は止まるはずもなくて 君のいない夏がまた来る 空いっぱいに咲いた花火 寂しさも吹き飛ばしてよ 刹那でも2人確かに此処に居た 分かり合えてたよね 今も眩しくて消えない残像 僕だけ残して終わらない夏