走り出したバスに間に合わないまま 次の季節がくる あと少しだけ こうしていたかった 途切れてしまった旅の途中で 海をめざしたら きみの名前を 知る 飛べない身体で日進月歩 いえない言葉を空間転送 生まれた街から 離れた鼓膜に 遠雷、遠雷が きこえる 雨のにおいもわからなくなっていく 枯らした花に水をやるような 創作を 拗れてしまった歌をほどいて 空に還したら きみの名前を 呼ぶ 飛べない身体で日進月歩 いえない言葉を空間転送 生まれた街から 離れた鼓膜に 遠雷 もらった時間で日進月歩 消えない言葉を空間転送 生まれた街へと続く晴天に 遠雷、遠雷がきこえる 今も
