少し赤くなる街を背に 始発列車を待っていた 続けるよりやめることがいつからか 怖くなっていた ただ歳をとっていただけで 少し遠くなる友を目に 始発列車に揺られていた 揉まれながら飲まれながらそれでも まだ音を覚えていた 僕らなら君と二人なら こなしているより 凝らして行くように 声ない声に気づけるように 僕らなら君と二人なら 若さや青さと笑われるほどに ひたすらでいたいの 言葉にならない それを言葉にする旅 塞ぐ耳にそれでもまだ流れるように 僕らなら君と二人なら 綺麗事ぐらい綺麗であるように いつかを今にするように 僕らなら君と二人なら 気づかないほどに遠くにきた時 迷わず君がここに帰れるように 僕らなら君と二人でいられるなら 星を結び空を飾り 涙や嘘で解けないように 交差する足足が最後には 同じ方角であるように 道を逸れた時には 待ち合わせしよう 目印を耳にして 少し黒くなる街を背に 今日が明日に向かっていた