羽を広げ 愛しい君の元へ ある日の朝 神様が言ったんだ 「大事なこときみに授けよう」 目が覚めると胸の奥があたたかくて 生まれてきた意味を知った ぽつりと膝抱えている その姿を見た時 心に大きく風が吹いた 「君を守りたい」 ねえ桜が空に大きく舞い 翼のように羽ばたき始めた時に 祝福を 病める時も幸せもいつだって 君と一緒に 孤独そうに背中丸めるくせに 未来語る言葉は多くて 「自分なんて」 呟いていたかと思ったら 強く筆を握っていた 不器用で強く優しい 真面目で諦めない そんな背中が愛しいからさ 「君を守りたい」 頬を撫でた少し冷たい風 裾揺らした 足取りも少し軽く 桜咲き 君までの道のりを彩ってる 私と同じ心の絵の具で 道を染めてく カンバスに色を重ねて 淡く滲む涙も 描く強さで進もう 「神様、わたし今わかったの あなたが与えてくれたことを 名誉も褒美もいらない ここにある 愛があればいい」 ほら桜が空に大きく舞い 翼のように羽ばたき始めた時に 祝福を 病める時も幸せもいつだって 君と一緒に 永遠に誓うから さあ ハッピーエンドへ…