戻らない あの夏を彩った全て 振り向くたび君に恋してた 溶ける本能で 何度も繰り返す季節 君はもう隣にいない 面影散って 手を振ったはずの 思い出が目を覚ます 真夏の夜に弾けた 花火が空を染めた まぶしい夢を見ていた このまま色褪せないで しがみついた浴衣に 染みた煙の匂い はぐれないように 君の輪郭を追いかけてた 光の中で 時が経ち それぞれの道を歩いてる 大人になり 忙しなく流れるだけの生活 あれからどうしてるかな 好きだったメロディ口ずさんだ 心がまだ覚えている 最後の幼い恋 8月の風に想い揺さぶられて 美しい病にかかったまま 抜け出せなかった そばに居れたなら なんでも良かった 離れないで 光の粒がこぼれて消えた影と静寂 君と出会って世界は彩りで溢れた あざやかに咲いた花火 どこかで君も見てるかな 懐かしい光が今 夜空を埋め尽くした 夏が来るたび苦くて 記憶が蘇るんだ 二度と戻れない日々は美しく輝く 忘れたくない ひたむきに恋をしていた 君と見ていた 夏の夜空に咲く花のように 夏の夜空に咲く花のように