ほくろ

歌詞

君の肌色を見て 初めて知ってしまう 柔らかく膨らんだ胸の 少し左上のところ 君の背中をなぞって 初めて触れてしまう 骨張っている脊髄の 丁度真ん中のところ 薄いグレーのひとつなら 君には見えないの? 数え切れないほどに 全てを知りたいから もう隠したりしないでよ ひとつひとつさえ愛おしい いつもメイクするとき 何を恥ずかしがるの 隠しているつもりなの 僕には全て見えているのに 君の髪を乾かして 初めて見つけてしまう 少し赤らんでる右耳の ピアスの後ろのところ 君のことを抱き寄せて 初めて笑ってしまう 首から肩にかけて 3つ並んでいるところ 星座に例えて話せば 君は怒ってみせるの 見失わないよに 僕が印付けたけど 簡単に消えてしまうなら あまり無駄なことはしたくない 単純に今そこに 見える姿形だけ 愛せばいいと思ってた 君はどう思っているの 君の泣いた顔を見て 初めて気が付く 柔らかく萎んだ頬の 少し右寄りのほくろ 数え切れないほどに 全てを知りたいから もう隠したりしないでよ ひとつひとつさえ愛おしい いつもメイクするとき 何を恥ずかしがるの 隠しているつもりなの 僕には全て見えているのに 輪郭だけでは君を全て描けない 塗りつぶしてしまえば それはもう君ではない