ぼろぼろの靴に、一張羅、一切れの パンが、 僕の全財産だ 孤独で貧乏 それでも 弱きの味方、ヒーローになりたかっ た 広大な世界のどこかにきっと 強くて優しい スーパーヒーローはいるかな 危険な冒険はヒーローの宿命さ 恐れずに 孤独の旅に出た すれ違う人の群れの中 曇り顔の男が言った 「空腹で動けない…」と どうする? 僕のパンは1つしかない ねえ、どうして 答えはいつも 単純明快 一件落着、とはいかない でも、どうやら僕は かっこつけたい やせ我慢でお節介焼きの ヒーローなんだ あてのない旅の途中で 裸足の老人に ぼろぼろの靴をあげた 食べるものもなくて、足も痛いけど いつだって 心は曇らない すれ違う人の群れの中 曇り顔の子供が言った 「服がなくて凍えそう…」と どうする? 僕の服は一着しか、ない ねえ、どうして 答えはいつも 単純明快 一件落着、とはいかない でも、どうやら僕は かっこつけたい やせ我慢でお節介焼きの ヒーローでいた すれ違う人はいなくなって 僕のものは 1つも無くなった 裸のヒーローなんて、斬新 でもきっと こんなんじゃ 誰も守れないや… そうだろう? ねえ、本当は 本当の僕は 強がって無理して ヒーローのフリをしてた でも、どうやら それも終わりかな やせ我慢でお節介焼きの ヒーローは… その刹那、満点の星が 無数の金貨になって 僕に降り注いだ どうやら まだ辞めらんない、らしい やせ我慢でお節介焼きの ヒーローは続く