青春のヴィジョン 1979年 浜田省吾 何ひとつ守るべきものは 無いと感じる ひとりの凍えそうな夜には 見知らぬ町の夜景が ひろがるホテルの 開かぬ窓こわしたくなる スポットライトに 手をかざしながら ここまで来たけど 夢見たはずの明日は ただ今日になるだけ 僕はどこへ 行こうとしてたんだ 疲れ果てた でもまだ眠れない もうこれ以上 走れないよ そう叫びながら 走り続けてる 心の中に描いた 僕の人生へのヴィジョン 片手でかばながら今日も 時には道化師 時には優しい男を 演じる まるでゲームのように 悲しみを ふりほどこうと 夜の町 飛び出せば 過ぎた日々 買い戻そうと さまよう人と すれ違う 僕は何を 欲しがってるんだ 手にしたもの 日毎 色あせてく もうこれ以上 走れないよ そう叫びながら 走り続けてる