握り締めたその価値観を 疑う事も出来ないまま ふと気づけば過ぎた時間の 虚しさだけが胸を掠めた 例えば例えば例えばの話 僕らが出逢わなかったとして 幸せなのかと問い掛けられたら 果たして頷けるだろうか 未来を想い描いていたいのさ 君に向けた僕の声が 届くわけでもないのに 好きという言葉じゃ どうにも足りないけど その全てを愛して良いですか? 振り返れば現実なんて ありふれた線の中の一つで 僕以外の誰かにとって ただの物語でしかないよな 例えば例えば例えばの話 僕らが生まれ変わったとして 互いを知らずに歩める世界を 本当に願えるだろうか 期待を夢に溶かしていたいのは ほんの些細な事でさえも まだ忘れたくないから 嫌いという言葉で どうにか消したいけど 今の僕じゃ無理みたいだ 未来を想い描いていたいのさ 君に向けた僕の声が 届くわけでもないのに 好きという言葉じゃ どうにも足りないけど その全てをそっと何処かで 愛して良いですか?