女神が書いた幸福論 そこに君がいないなら 僕は地獄に落ちてでも 君の名前を書きにいくよ 恋に落ちたあなたは 不幸のインカーネーションなのか はたまた悲劇のヒロインなのか だけどそんなあなたに恋した僕は 驚異の幸せ者なのさ 世界中が敵にまわっても 僕だけは味方でいるからな 酔っぱらっちまった女神の目を盗み 運命の外で悪さをしよう 幸福経由天国行きの 汽車に乗っていたら あなたと出会うことはなかったろう 悪魔に囁かれる事よりも 天使に導かれる事の方が 君の胸を痛めるのか 幸せが怖いのか 酔っぱらっちまった世界を 抜け出して 公園の隅でキスをしよう 愛に飢えたあなたは 負の螺旋階段の最中 ただただ震えていたんだ だけどあなたは 不幸の体現者じゃない 第二の女神の インカーネーションなのさ 僕にとっては 誰かが書いた幸福論 そこに君がいないなら僕は 信じるわけにいかないな それが女神の定めでも 僕の女神はここにいる 幸せに怯えるあなたに 恋をした僕が 幸せになるおとぎ話 幸せにするおとぎ話 僕はそれを幸福論と呼ぼう!