ペダルを踏んで 夜を駆けぬける 飛ばし読みの様な人生を生きてる 坂道 ギアを軽くしても 心は重たいまま 信号待ち 青に変わり 走り出した 僕といえば 奥の奥の奥の方にしまい込んでた 想いを取り出した 歌声は夜を 突き刺すように響いている この想い 風に乗って 君に届くかな あぁ空っぽな街 独り乗りの自転車のライトじゃ 照らせない 未来 満たされない 君は月みたいだ あの子のことまだ覚えている 三日月の先にまた引っ掛けてる あの子のことまだ憶えている 星空の下にまたぶらさげてる でもさ 僕はずっと弱虫だから どうせ独りぼっちのままなんだろ めぐり会えないワケは 神様のせいにする 地獄に落ちてもしょうがないよな ひた隠しにした 思いの丈は星になって宙を舞う 多分、あのアルタイルは僕の心だ 「あーー馬鹿みたいだ」 静かな街に叫んでみる 今なら言えるかもな 君が好きだった 満ちたり欠けたり 戻ったり消えたり 笑ったり泣いたり 繋いでは離れたり 僕には君しかいないとか思ってた 嘘じゃない 消えない炎が燃えている 歌声は夜を 突き刺すように響いている この想い 風に乗って 君に届くかな ひた隠しにした 思いの丈は星になって宙を舞う 多分、このアルタイルが 消えることなどないから 歌声が震え 涙があふれてしまうのはさ 君に会えないから 君が好きだった 歌声は君を 誘い出すように響いている 風のもくてきちは月さ