流れている 音の方に 振り向いてる 人はいない 体の中 電波まじり がんじがらめ つまらないね 流れていく 街の波に 乗り遅れて 遠く望む 傷ついたと 自慢しても 苦笑いで 済まさないで 好き勝手生きりゃひとり 何かを信じてみたい 意外と静かな街の 灯りの正体かもしれない ともだちでも 聞きそびれた 独り言に はなればなれ 流れている 音の方に 振り向いても 何もない 人混み避けては 誰かとぶつかり 舌打ちがわりに 口笛吹いても 耳を塞いでる 家までの道を 誰より小さく 歩く 祈らなければ楽だと 寂しいことを吐(ぬ)かして 意外と静かな街に 集まって硬く積もる 好き勝手生きりゃひとり 何かを信じてみたい 意外と静かな街の 灯りの正体かもしれない