夜開いた喫茶店の席 いつもセイロンティーを オーダーする 老齢なミスターが語り部 ちょっと整合性無いけど 彼が訥々と語る そのストーリーは 訥々と語る その世界は 妄想という逃走を許してくれるの 「鳴るSOS あるディストピア『JAPAN』で 疲れてる人を癒やす為 まるで節操ねえ だけどウケそうなフィクションを 爛々と話すアンドロイド」 老齢なミスター、 それってもしかしてあなた? 「そう僕はアンドロイド」 足したり引いたり 大抵セオリー通り 聞いたことあるストーリー 選り取りみどり いつも人間滅び 幸せ逃げる展開 立つ瀬がないロボに 共感 彼が訥々と語る そのストーリーは 訥々と語る その世界は 妄想という逃走を許してくれるの 「鳴るSOS あるディストピア『JAPAN』で 疲れてる人を癒やす為 まるで節操ねえ だけどウケそうなフィクションを 爛々と話すアンドロイド」 老齢なミスター、 それってもしかしてあなた? 「そう僕はアンドロイド」 僕が訥々と語る そのストーリーを 訥々と語る その世界を どうしようもない妄想を 受け入れてくれる 『キョウモアリガト』 鳴るSOS あるディストピア『JAPAN』で 疲れてる人を癒やす為 まるで節操ねえ だけどウケそうなフィクションを 爛々と聴いてるアンドロイド 老齢なミスター 彼女の電源を落として 今日も会計を済ませた