止まぬ絶叫を 背に感じて 森の中を 駆け抜けた 逃げ切れたら 未来があるの? 僕の血が 生きたいと叫ぶ 連れ去られた 人の声が 静寂をただ 切り裂いて 風に揺れて 朱く咲いた 悲願の花 刃抜いて 切りまくれ 牙を剥いて 斬りまくれ 邪鬼の住処に 丸太を放て 嗚呼 殺鬼晴レ 命を燃やして 雅なる刻を 明らかにして 嗚呼 殺鬼晴レ 心を殺して 太刀向かう敵は 木っ端微塵さ 行こう 血に染まった 剣の絶叫が 西の山に 轟いた 雪は未だ 熱し降らず 一本の 刃が燃える 悲鳴枯らし ヒトの群れを 躊躇わずただ 切り裂いて 飛び散るのは 血か涙か 狂気の沙汰 たとえ顔を 切られても 腕を落とす 死傷しても 下等な邪鬼に 無念を晴らせ 嗚呼 殺鬼晴レ 死線を越えて 光が見えない トンネルを生け 嗚呼 殺鬼晴レ 地獄に咲いた 瑠璃色の花は 誰が為に咲く? 行こう 「ジャマヲスルモノハキエテナクナ レ」 嗚呼 殺鬼晴レ 命を燃やして 雅なる刻よ 明らかに染まれ 嗚呼 殺鬼晴レ 心を殺して 太刀向かう敵は 木っ端微塵さ 行こう