ねぇ たとえばこの夜が 永遠に続いたとして 明日も今日と同じように 月は綺麗かな ねぇ たとえばこの夏が 永遠に続いたとして 明日も今日と同じように 恋しくなるかな 君が 折り目をつけたはずの 心なのに おなじカタチのままで 生きられない うつ伏せのまま 枕を抱いて 秒針をにらんだ 夜をやぶって 君を見つけるよ はぐれた感情を 捕まえたいの 色や匂いがぜんぶ変化しても 大丈夫 何ひとつ奪われていないよ ねぇ たとえばあのキスを 忘れ去る時が来たら 明日は今日よりちょっと 強くなれるかな ねぇ たとえばこの歌が 君に届いたのだとしたら 明日は今日よりもっと いい日になるね きっと はじめて表紙をめくる小説みたいに くたびれて捨ててしまうT シャツみたいに その刹那の出会いと別れが あたらしい 明日を呼ぶ 夜をやぶって 脈を打ち鳴らせ くたばれ ゲンジツという名の確信犯 泣いて喚いてぜんぶ失くしたようで 大丈夫 何ひとつ 奪われていないよ 抗って 揺らめいて 移ろう心をあいして そうやって ぼくらは幾度も “自分”と巡り合うよ 夜をやぶって 君を見つけるよ はぐれた感情を 捕まえたいの 色や匂いがぜんぶ変化しても 大丈夫 何ひとつ 奪われていないよ ぼくらは出会えた