薄い本を脇に抱え 彼は街に出かけたのさ まだローンも払いきれない 家のドアを閉めて 駅の人波に 肩を押されて He's leavin' home 急に向きを変えると 反対のホームへ いつもと違うがらんとした 列車に飛び乗るのさ 小言ばかり並べたてた 彼の妻も泣くだろうか 不自由なく暮してたって 首かしげるだけさ 誰も心まで 覗きこめない He's leavin' home すべて捨て去る時 人は自由になる 見知らぬ町で他人たちと 暮すのも悪くない <♪> 白い定期券 風に破いて He's leavin' home 彼の消息なら ぼくも知らないけど 都会で生きる人はみんな 同じ眼をしているよ <♪>